忍者ブログ
※腐女子向けの表現が多数あります。 ※殿総受気味です。 ※じぇい禁!!! 以上の意味のわからない方は、閲覧しない方が、あなたのためです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2部は義経編。
遅くなりました。(^_^;)
いや、ホントに・・・。(-_-;)

今年の演舞城では、義経の人間関係と言うか、心情にスポットを当ててました。

これが、正解!

去年の演舞城の義経よりも、ぐっと入り込みやすい。
基本的には、義経&弁慶&三郎という三人の主従と、滝様自身が一人二役で演じる頼朝様との心の機微が中心。
義経の流転の人生と、主従の絆、兄弟の葛藤に焦点を絞っているので、細やかな感情が伝わりやすくなっていました。

戦のシーン等の見せ場は三郎と弁慶が二人の掛け合いで簡単に説明。
ただし、三人が死ぬシーンの殺陣にはかなり力を入れていて、相当の時間を割いています。

滝様の一人二役は、これも正解!
頼朝様、ステキでいらっしゃいます!
美形兄弟!!(笑)
同じ顔をしているので、兄弟であることに非常に説得力があります。
滝様は、良く集中力を切らさずに二役を演じ分けていらっしゃって、義経と頼朝が全く混同していなかった。
同じ顔の別人が演じているように、二人が全く別人でした。
案外、一人二役というのは難しいものなんですけど、滝様はやはり器用な役者さんですね。
もっと、評価しても良いぞ、この二役は!
途中で頼朝もやらなくちゃいけないってのは、義経を演じるのに、かなり気が散るんじゃないかと思うんですが、滝様の義経の入り込み具合は、見ている観客をぐっと引き込む力があるくらい、お見事でいらっしゃいました。
滝様という方は、意外に地味な演技力を持つ役者さんですよね。(笑)

とにかく、頼朝様も滝様が演じているというのは、芝居に良い効果を生んでました。
今回の義経編では、弟には弟の兄には兄の事情があって、頼朝ばかりが悪いわけではなく、最後がああなってしまうのも仕方が無かった部分がある・・・と言う解釈だったのですが、やはり見ている側としては「判官贔屓」という言葉すらあるくらいで、義経贔屓ですから、「頼朝め~!あの野郎~!!」とメラメラしないではいられません。(^_^;)
でも、その頼朝様も白く端麗なお顔をしていらっしゃる!!こっちはこっちで素敵ー!!(爆)
・・・となると、「よ・・頼朝様が悪かったわけじゃない・・かな?」みたいな?(笑)
頼朝様の家来達にしても、「まあ、あんなに美しくて、聡明でご立派な方になら、ついて行く気持ちわかるわ~」と、これは去年の演舞城では思わなかった実感です。(笑)<ヨコの頼朝も味があってよかったけどね!本当に憎ったらしかったしね!

なんかこう・・・義経という人は、この時代において、「空気読めてない」感じの人というか・・・悪気はないんだけど、空気が読めないということが、いかに人の気持ちを逆撫でするのか(もうちょっと空気が読めてたら、あんな最後は迎えないだろうに。汗)・・・というのを体現しているイメージなんですけど(笑)今回の滝様演じる義経様も、そのKYっぷりを如何なく発揮していらっしゃって、しかし、なんかこう、とても魅力的で放っておけない感じがする人なんですよね。(笑)
体育会系で脳みそまで筋肉で出来てるような単純さと無邪気さと、心優しさと、兄を素直に慕う純真な愛情と・・・本当に子供のように可愛らしい人です。
恐るべし、天然!!(笑)
滝様が演じる義経様は、それに加えて、高貴な理想主義者でもありました。
高い理想を掲げて、その実現のために力を尽くしている。
義経様が高潔な方なので、家来達もその理想郷の実現のために、力を惜しまず協力する。
義経様の掲げる理想郷は、あまりにも夢のように美しく、現実みがありません。
でも、義経様は、その理想郷の実現を本気で信じていらっしゃる。
理想に対して、全く妥協というものが無い様子です。
そんな夢のような絵空事を、真剣に信じる義経様の穢れない純真さが、周囲にも夢を見せるんでしょうね。
義経様には嘘が無いから・・・実現不可能に思える夢でも、それを叶えると言う義経様には、全く嘘が無いので、その言葉には常に説得力があります。

そういう所が、滝様自身とも重なりますよね。
100人もいるジュニアのコンサートが一つにまとまる筈が無いと普通なら思うんですけど、滝様は「まとまらないのが辛い」とおっしゃっていた。
「まとめるつもりだったんかい!」と、むしろ、こっちはツッコミ入れたいくらいなんですけど、滝様本人は、「そんなに多かったら、バラバラなのは仕方ない」って発想は無いんですよね。
「まとめる」という所から出発しているんですよ。
そんなことを信じられる所が、すごいよ、むしろ!(-_-;)
そして、今は滝様は多くのジュニアは一つのグループとして纏め上げることに成功していらっしゃって・・・その集大成が城なわけですけども・・・この人は、本当に、すごいリーダーだな~と思います。(^_^;)
何よりも、夢見る能力、夢を見せる能力、夢を信じさせる能力に優れている。

義経様も、そういう方だったんだろうか・・・と、思ってしまいます。

新しい体制が作られる時に、革命を起こす籏手となるリーダーは理想主義者であるべきです。
しかし、実際に新しく築かれた体制を守って行くリーダーは、理想主義者であることは許されない。

だから、義経→頼朝と言うリレーは革命のリーダーとしては正しい交代だったんだと思います。

そう言う、何となく「仕方がなかったのかな~」感も上手く出ていました。(笑)
理性で頼朝が悪いわけじゃないとわかっていても、感情的に「ひでえ!」と思う気持ちを抑えられないもんなんですけども、頼朝も滝様が演じていると、「この方が悪いわけじゃないわ」と素直に思えてしまう、ただの滝担でしかない自分に、ちょっと、しーん・・・となりましたけどね!(^_^;)

弁慶役の藤ケ谷は、最初聞いた時は心配だったんですが・・・非常に良かったです!
去年の大倉くんの弁慶と、どっちが良い?と問われると、どっちを選ぶか、かなり迷います。
私的には・・・ガヤの方が良いかも!という気分になるくらい、素晴らしく弁慶でした。
実際の弁慶とは、全くイメージが違うんですけど、これはこれで、あり!という感じがします。
とにかく、殿のことが大事で、殿のためなら命も惜しまないし、全ての労力を殿一人のために傾けていて、それでいて、何の見返りも求めない・・・という、ちょっと引くくらいの究極の主従愛!を迫真の演技で演じてました。
・・・演技じゃないのかもな。(^_^;)
いつも本当にひたすらに「殿が大事!殿が大好き!」という忠犬のような目で殿を見つめています。
この弁慶になら・・・殿のことを任せても良い!(笑)
ずっと義経に忠犬のように見返りを求めず仕えて来て、最後の最後で、ここでもう今生の別れという瞬間に、最愛の殿から「弁慶あっての義経だった」とまで言ってもらえたら、もう感無量で何も後悔することはなく死んでいったことでしょう。
むしろ、幸せそうだ。(^_^;)

風ぽんの三郎は、さすがに芸達者で、非常に洒脱でした。
登場の瞬間から、観客の気持ちを反らしません。
基本的に空気を読まない系の主従(笑)と一緒にいて、上手く場の空気をコントロールするムード・メーカーの役所をきちんと演じていました。
しかし、これは風ぽん自身の素質に近い感じでもある。
ルックスはとても親しみやすい感じ(笑)ですが、声で非常に良いんですよね。
艶のある声音で、明瞭で聞き取りやすいのも、狂言回し的な役所に合っていました。
三郎という要領だけが良いような人間が、義経様には誠実に仕えて、良い家来になりたいと願い、笑いながら死んで行くというのが、義経様の高潔なカリスマ性に花を添えています。

今回の物語では、義経様が結局最後まで一度も頼朝に太刀を向けることがなかったというのが感動的な流れで語られてます。
最後の最後にも、太刀を持つことよりも、馬で都を落ちて行くことを選ぶ。
その時の、義経様の「このくらいのことを、耐えなくてどうする」というお言葉が、ぐっと胸に来ます。
義経様は、最後まで争いの無い国という理想郷を作るために、それだけを目標に戦い続け、耐えに耐えたという・・・しかし、そんな自らの犠牲さえも、理想郷の建設のためには厭わない、本当の意味での理想主義なリーダーでいらっしゃった。



☆萌ぽいんと

三人が最初に会った時のアドリブ的なやり取り。
ここは毎回、弁慶に無茶振りをするのが基本だったんですが、進むにつれて、ガヤは反撃したり上手くかわしたりするようになった。
意外と仕事ができる男、ガヤ。
なんか、要領が良い。(笑)
思いがけず、風ぽんへの無茶振りになることが良くあるのが、面白かったです。
油断していると、殿も無茶振られる。(爆)
「殿って呼ぶのも他人行儀だな~・・・ヨッシーで良い?!」と義経様に三郎が抱きついた所で弁慶が現れ、「無礼者!」と二人を引き離すんですが、どんどん調子に乗る三郎は抱きついて足もからめたり、二回も抱きついたり、やりたい放題です。
弁慶、出て来るの遅ーよ!(笑)
抱きつかれた殿が、何故かシリアスな怯え顔で、慌てて引き離された後、弁慶に庇われて痴漢にあって傷ついた乙女みたいな表情になってるのも面白かったです。(笑)

最初に敵に襲われた時。
三郎が、さっそく怪我をして、大袈裟に騒いでいたら、弁慶が冷たく「そんなのかすり傷だ」とか軽く言って相手にしてなかったんですが、殿が「三郎、すまない」と超シリアルに謝ったら、「殿が謝ることありません!こんなのかすり傷ですよ!なあ、三郎?!」と慌てた弁慶に言われて、物凄く素直な声で「はい☆」と返事をする三郎。
ここ・・・いつも笑ってしまいます。(^_^;)
殿に弱い三郎が、面白い。

関所越え。
呼び止められて、役人に傘を取られてしまう義経。
傘が取られた瞬間、義経様の白い麗貌が露になると、ぱっと光が放たれるのが見えました。
いや、本当に見えた。
ライトで何かやったのかと思うくらい、ぱーっと光った!
本当です!!私は見たんです!!信じてください!!(>_<)<おいおい。
「このお顔は・・・」って、確かに、こんな美貌だったら隠し切れません!(^_^;)
このシーンは何度見ても、傘の下から現れる滝様の美しさに感動してしまいます☆
そして、弁慶の暴行。(笑)
義経様ではないことを証明するために、棒で折檻する弁慶!
殴られて蹲る義経様の乱れ髪が、非常に妖艶でドキドキさせられるえすえむしょーでした。<おい、こらー!!(爆)
やー、でもなんか・・・殴られて、身体を丸めて行く感じとか、押し殺した声を漏らしてる所とか・・・ここは、はあはあさせるポイントでしょ!(^o^)丿
もともと、稚児趣味とかの嗜好がある時代だし、義経と言えば世間的には一応、天下の美少年ということになってますから、これは、見てる人を官能的な意味でどきどきどっきんこさせるのも、ある程度は計算の内であるはずだ!<え?!そうか?!(^_^;)
この辺りは、能にもなっている有名なシーンらしいですが、それを踏まえて、音を拍子木で鳴らして表現してたりするのも面白かったです。
拍子木担当は、塚ちゃん。何でも芸達者だな~(^_^;)
打たれる姿が、あまりにも憐れで、思わず止めに入ってしまい、義経と知りつつも、関所を通してくれるお役人様。
一向は花道まで移動。
そして、弁慶、勢いよく土下座ー!!
土下座よりも低く這い蹲りながら、「私をぶってくださいー!」とか言う弁慶に、義経様は万感の気持ちを込めて、「私は良い家来を持った」と労わりの言葉を掛ける。
蹲る弁慶の身体が泣いているように激しく痙攣する。<ガヤ!上手いよ!
その後ろで、三郎が、「弁慶は良い主人を持っている。ということは、俺も良い主人を持ったと言うことだ」と冷静に分析。
自分も、弁慶のように良い家来になることを、ここで改めて決心する。

後はもう、落ち行く義経一行の死への道程。
ここから死ぬまでのそれぞれの戦いには、たっぷりと時間が掛けられているのも、何となく歌舞伎っぽいというか、歌劇っぽい感じです。
これでもか!これでもか!!こーれーでーもーかーー!!!っとばかりに、死に様を見せ付けられる。

ううう・・・ひ・・・酷いや!(T_T)

最後の義経様は、白に金の文様の入った公達姿なのが、また悲しい。
死なせるには、あまりに美くし過ぎ、そして若過ぎる。(涙)

先に死ぬのは三郎。
これは先にも書いた通り、「立派な家来に・・・」と呟きながら、満足そうに笑って死んで行く。
風ぽんの鬼気迫る演技に、ぐっと来ます。(T_T)

三郎の死体を見つけて駆け寄り、嘆く弁慶。
途中経過では、喧嘩ばかりしていた二人の従の間の絆が見えるシーン。
義経が駆けつけると、弁慶は悲しみを収め、「三郎は本望だったでしょう」と死者の代弁をして義経を慰める。

いよいよ最後の時と知って、義経は弁慶に、「これから先、義経は常に思う、弁慶あっての義経であったということを」と言って聞かせ、弁慶は自分の義経に対する忠誠の全てが実を結んでいることを知って感動に平伏す。
死を前にした、このシーンは本当に感動的で美しいシーンでした。
弁慶の今までの思いが全て報われて、二人が本当の両思いに到った瞬間。
もう、これ以上の幸福は無いという瞬間に、弁慶は死んで行った。
そういう完璧な幸福を部下に与えることが出来る、義経という人は最後の最後まで優しい主君だったな~と思います。
義経側についていた家来は、主人の政治的な能力が無かったばかりに割りを食った形になるので、「やはり上司は選らばねばな」という気分にもなったのですが、それが義経様のような方ならば、最後までお供するのも決して不幸でもないのか・・・。
そして弁慶は、敵に向かい、「貴様らに、この先、進む道無し!」と高らかに宣言して、負けるとわかっている戦いに挑み、最後を遂げる。

弁慶の仁王立ちは、刺さった刀が上体を支えたために、死んでも倒れなかったという表現をとられていました。
死んでも倒れず、義経を守ろうとした・・という気迫は感じませんでしたが、決して倒れずに踏みとどまるしぶとさは出ていて、ガヤ弁慶にはこっちの方が相応しい感じがした。

そして、最後は義経様です。
既に、髪も振り乱し、長い髪をなびかせる義経様の最後は、自ら刃を首に当てての自害。
最後のお言葉は、「私に与えられた運命、幸せでございました」
負け惜しみでもなく、静かに呟かれる姿はひたすらに美しく、お美事でいらっしゃいました。

義経様が自害した瞬間に、舞台からは、ぱーっと勢い良く大量の桜の花びらが舞い上がる。
視界が真っ白になって義経様の姿が隠され、その桜吹雪の中から、牛若時代の桜色の着物姿の義経がフライングで飛び出して来る。
舞い続ける桜吹雪の中を飛ぶ様子は、正に義経様が永遠に色あせない姿で天を舞っているようで、涙の止まらない演出でした。
着物姿は、袖のところに白い花が咲いていて、可憐な様子でした。
ステージに戻った義経様のところに白馬が現れて、それに跨った義経様に、弁慶、三郎の声が掛かる。
また三人で、美しい国へ行こうと馬が進み出す。

ところで、あの白馬は、かなり精巧に出来てる感じで、結構、金掛かってそうでしたよね。(^_^;)
最初、ホンモノの馬かと思いました!!(>_<)

今回は、滝様の義経&頼朝一人二役のために、滝仮面を滝様の顔から型を取って作成してダミーに付けさせてたりしてたので、最初は結構、騙されてました。(^_^;)


ところで、一番最初の牛若丸の雨の戦闘のシーン。
去年も同じような流れでしたが、あれは、一応解釈付けて考えても良いもんなんでしょうかね?
子供達が水辺で平和に遊んでいる所に悪い天狗の集団が襲って来て、滝様の牛若丸が助けに来たものの、藪が滝の中に攫われて行く。
自分の力なさを嘆く、牛若滝様。
そして力尽き倒れた所に、雨が止み、季節が変わり、新しい天狗が現れて、牛若丸の上に羽織りを投げる。
天狗達が意識のない牛若丸を羽織りで包んで運んで行く。
羽織りを投げ与えた天狗が面を取ると、それは攫われたはずの藪だった・・・って、これ、何?要するに、天狗の里に攫われた子供の藪が大きくなって天狗の上に立つようになって、牛若丸の味方になり天狗軍団そのものが牛若丸側になっちゃうとか、そういう流れなんですか?(^_^;)
内側から食い破った!みたいな感じなの?(笑)

鞍馬の山で天狗に鍛えられたってのが、牛若丸ストーリーの基本だもんね~(^o^)丿
時間軸が若干ねじれとるが・・・(^_^;)

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
密林


情報
ブログ内検索
忍者ポイント広告
忍者ブログ [PR]